2022年4月30日土曜日

頼ってしまいたい霊能者だけど

不可解な事件がある度に、あの手の番組を思い出します。番組ディレクターの不祥事で立ち消えになったテレビの力みたいな、あの類ですね。

でも、綺麗に解決したことってありましたっけ。クロワゼットなんかあれこれ言われていますが、どうなんでしょうね。



ものすごく古い記憶なのだということを最初にお断りしておきます。元は俳優の川崎敬三氏と山本 耕一氏が「そーなんですよ」と言っていたあの時代です。ある夫婦が行方不明の子供を探すために番組を頼りました。

電話向こうの霊能者が誰だったか覚えていませんが、霊視として随分むごいことを言うものですから、ご両親、特にお母さんの方がハンカチを目に当てて、声こそ出さぬものの身体を震わせてほぼ号泣に近い状態で、それでいてあの事件が解決した話を聞きません。

霊能者の話がどれ程確かだったかにしても、それを伝える川崎敬三氏のセリフは、敢えてわざとらしく怖がらすものだったと思っています。ここでは書きませんが、それはご両親に伝えるには普通に躊躇するものでした。しかも霊能なんだからほんとかどうかなんて分からない。アフタヌーンショーはやらせ問題で消えましたが、大体テレビはこういうことをやっているものです。

山梨の件は霊能などということを頼ったかどうかは分かりませんが、頼って大金を騙し取られた人も居ます。間違いなく言えるのは、向こうから言ってきたらダメってことでしょう。以前書きましたが、私自身は少々奇妙な体験をしているのでその手のことが皆無とは言いませんが、霊能者は殆ど全てが怪しいと思っています。しかも、適当なことを言って金を返しません。不真面目な診察で誤診しても金だけはとれる仕組みになっている医者と似たようなものです。

織田無道なんかどれだけテレビに出てどれだけ稼いだのでしょう。外国から来た霊能者なんてどれだけ金を持って帰ったのでしょう。まったくしょうがありません。

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