2022年4月3日日曜日

断捨離できない奴--それは私です

誰が流行らしたのか知らないですが、大昔はこういう言葉、なかったですよね。昔から整理整頓できない奴はできの悪い奴、だらしのない奴、聡明でない奴、モテナイ奴、仕事のできない奴--多分そういう括りでずっと来ていると思うのですね。断捨離と言うのが登場してそれに輪がかかったように思います。

緑野

で、不要なものが捨てられない人は身の周りが乱雑になり整理整頓ができなくなる。私は紛れもなくその類です。それでも何とか生きている。

これに関しては幼い頃から何度も親にこっぴどく叱られていまして、自分でもなんとかならないかと思うこともあったのですが、遂にどうにもならないで今に至っています。今はひとりですから、誰に遠慮することなく片付かない人生を送っています。何しろ冷蔵庫があの感じですからね。

あのね、仕事は一応できていますよ。何とかそれで喰ってきました。今は知れてますけど、現役ではそれなりの位置で仕事をしましたよ。業界そのものが忙しかったですからね。昔はPCがなくてペンで仕事をしていましたので、できる人が少なかったのです。でも先日書いた記事のごとく、大体はダメ人間に近いと思います。精々絵を描いている程度。それだって別に…の線ですよね。他人も褒めず自分も自慢しないから、つまり誰も評価しない。

キリスト教信者である知り合いが、如何に自分が神に導かれているか、などということを書類込みで時々言ってきます。封書ならいいですが、電話きたら長いです。そいつが、汚部屋には悪魔が棲みつくと、どうやら本気で信じていて、度々あれこれ言います。トイレ掃除を怠ると金運がなくなると言う人も居るので、多分それに近いのじゃないかと思います。余計なお世話ですが、金運が付くなら結構なことだと思い、トイレ掃除くらいは任意でやっていますが、でも目立って金運が良くなった試しはありません。

それでもひとつだけ、おうおうそうか…と思ったことがあります。石原莞爾という人を知っている人はもう少ないと思いますが、戦時中、東条英機と対立して左遷された切れ者と言われています。聡明この上なくとされていて、馬鹿には我慢ができない性格だったようです。東条英機を上等兵と言って馬鹿にしていました。もっとも、東条英機もカミソリと言われる程の切れ者だったそうですが、それは置いておきましょう。その石原莞爾が、自分が管轄している兵舎が汚いので上官に言われることもあったのですが、仕事ができていれば部屋が汚いくらいなんだ!と言っていたそうです。

そうだそうだと、一応は喝采を送りましたね。

しかしたまには、自分がいったいどれ程の不要物を抱えているのか調べてみようとは思っております。捨てられるかどうかは分かりませんが。

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