いきなりですが、仕事をしていて何気に放置分譲地の動画なんかを見てしまって、家を購入したころのことをつい思い出してしまいました。バブルが弾けてどうにか普通の人間にも住宅が買えそうな話になってきた頃の話です。
実家を整理して家族を呼んでアパート暮らしで我慢してもらっていたのですが、なんとか買えそうと思ってからは購入熱が出まして、最初は何故か千葉の方に色気が出たのです。住宅情報誌を眺めると、大網東金八街山武郡辺りに手の届きそうな新築が出ていました。しかし兄が都内に勤めていまして、なんとか通えるのが条件でした。
ピーナッツで有名な街へとにかく行ってみて、良い所があるんですよと、そこの不動産屋に案内されたところは、まだポツポツとしか家が建っておらず、フラッと徒歩で出て気軽に買い物ができそうなところはありませんでした。どうにかコンビニだけはあって、コンビニで充分ですよと不動産屋は言うのですが、それを決めるのはこちらであって、渋った顔をしているともう一か所あると言うので向かいました。
しかしそこもまだ住宅は建っておらず土管の埋設工事をしている最中でした。海の近くなので夏は泳ぎになど行けそうですが、家族は上京して以後はもう車には乗らなくなっていましたので最寄りの駅や本数の少ないJRでは通勤できないことはないですがちょっとしんどい。せめて駅の近くならと言う感じでした。
なにせ双方とも周りにスーパーを見かけなくて何かにつけて不便であろうと予想するのでした。私はしばらくは都内に居る予定でしたので、兄が勤めている間家では老いた両親だけです。この二人だけでなにかちょっと買い物に出ると言っても気軽にとは行かない雰囲気でした。迂闊に契約などしてしまうとどんなことになるか知れない。そんな用心が働くばかりでした。
そこを去ってから、今度は某所の駅前の不動産を訪ねました。これは予定の行動ではなく、電車待ちの時間ウインドウを眺めたのです。すると店主が出てきて、他を回ってきたでしょう、きょうは遅いから、明日で直せと、なんと向こうからの指示でした。命令かな?出直すかどうかなんて、それを決めるのもこっちの勝手。ちょっとムカつきましたが押さえました。案内だけはさせてやろう。余程条件の良いところがあれば考えれば良いと考えました。
話は何度か続きます。
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