気になってしまう山梨の少女行方不明事件ですが、経過を聞くと段々気が重くなります。先日に続いて呟いてしまいますが、人間は空べません。一か所臭いがあればどこへ移動しようとも犬は辿れるはずです。だから臭いが続く限り追って行けば例え山の中へ入っても辿っていけるはずだと思うのですが、これがどうしてダメだったのでしょうか。そちらへ行くはずがないとの考えだったのでしょうか。
この辺は何とも不思議です。少女はどうやら行方不明地点から迷って山に分け入って登り始めた。プロがやってることなので探し物一つ苦手な私があれこれ言ってもしょうがないですが、これをどうして犬が追えなかったのか、何とも不思議だとは思います。捜索は川沿いに集中していて、山は考えなかった…。それに、どうして山に分け入ったのか。
あの時期には何度も雨が降ったとかで、臭いが消えてしまったとか言われていますが、この辺のことに関しては警察はプロですから、後に精緻な検証をするでしょう。
これで分かったことは、子供は後戻りしないと言うことです。山で迷ったら、大人でも引き返すことは難しく、それによる遭難は沢山あります。変だなと思ったらまずはっきりしているところまで引き返す。
この決断は早ければ早い方が良いのであって、戻るにも疲労を感じる程になってしまうともう戻れません。判断が遅れたら、振り返った光景はとても戻れるようなものには見えない。道筋などもなくなっているので戻るにしても更に迷ってしまう。そうなったら完全に遭難です。これに関してはちょっと経験があります。私は小心者ですから、変だなと思って直ぐに引き返しました。途中で道が途切れたら必ず引き返したいところです。
大人には判断というものがあります。しかし子供はどうでしょう。迷ってしまったら前に行くしかないようです。この辺の心理は詳しい人にしかわかりません。私は子供の頃に街中でも迷ったというほどのことはないので、この心理は分かりません。
しかしこれだってまだ断定されたわけじゃありません。分からないことが多すぎるように思えます。どうして少女にも聞こえるような大きな音を立ててやらなかったかと言うのも私には疑問です。音を立てて、しばらくは反応を待つ。すると音のする方へ向かう可能性はなかったのか、或いは山では音の方向は無理なんでしょうか。
ところで、今回のことで全然知らなかったことを知りました。ボランティアで捜索する人が、こんなに何年も経ってなお捜索を続けているのはビックリです。或いは近くに住まいして割と行きやすい場所で、ほぼ散歩に近い感じで捜索を続けていたのでしょうか。
もしそうであってもこうした発見があるので、継続してやっている人は本当に貴重な存在だと思います。他の地区の行方不明事件でも同じようなことが行われているかも知れません。解決に結びつく何らかの発見があることを祈るばかりです。
私は、実はつい最近まで一人キャンプをしたいとの希望を持っていましたが、既に車に乗りませんので体力的に無理だとの判断をしました。店を広げたら後片付けだって面倒。ほんとにしょうがない性格です。しかし山歩きは好きですので注意してやりたいと思います。
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