2022年10月22日土曜日

ことのついでにメディアに関してちょっとだけ言いたい

 こっち系の話は苦手なのであまり続ける気はないけど、ちょっと気になることがあるので少しだけ。



しばらく前だけど、アフガンで銃撃されて亡くなられた中村医師の名前を久しぶりに聞いた。それで思い出すのだけど、確か最近TBSの報道番組を降板したとかのキャスター。この人が当時中村医師を褒めたたえて、それに比較し--と話を続けて、たしか安倍総理を番組で批判していたように記憶している。早く言えば貶していたわけだ。

まあね、日頃の言動からすると安倍氏は大嫌いなんだろうなとはごく普通に想像はつく。他にも--こんなみっともない国の政治家と比較して--とか、そんな賛辞をしていたように思う。

私はその手の話は得意ではないからなるべくは言わぬようにしているし(居酒屋でも政治と宗教の話は厳禁)、思想がどう向いていようが誰が好きか嫌いかなどどうでも良いけど、ある人を貶したい時に誰かを反対側に持ってきて褒めるという行為、或いはその逆でも同じ、誰かを褒める時に同時に必ず嫌いな誰かを持ちだして、それに比べてこの人は--とセットにするような言い方をする人には普段から嫌悪を持っている。当人が本当にその人の死を悼んでいるのであれば、それを他人を批判するための材料などに使わない。

中村医師程の高潔な人であれば、必ずあの世でこう言っていると思う。私を称えてくれるのは嬉しいけど、それを誰かを批判するための材料にはして欲しくない--と。

これは思想を言っているのではない。誰が好きか嫌いかの話でもないし右寄り左寄りの話でもない。人間の品を言っている。要するにこれは当て擦りというやつで、多少のことは誰でもやるが、何度も繰り返す人が身近に居るなら少々観察してみれば良い。ちょっとうんざりすると思うよ。少なくとも決して清々しくはない。私なら仮に同じ意見であってもそのような人からはなるべく遠ざかる。

誰かを褒めるならそのことだけに徹してやれば良い。だからこそ賞賛が生きるのだ。

メディアは本当に品をなくしてしまっていると思う。

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