2022年10月21日金曜日

ロシアはもしかして

ミリタリー関係は詳しくないが、攻撃に踏み切ったせいで、むしろ過去に併合していたところすら奪還される機会を提供したことになりかねないのじゃないか。



しかしこれもまったくあべこべを信じている人たちが居て、その人たちの伝える話は真逆だ。私には見える限りの材料で判断するしかないけど、ロシアの旗色が悪そうだとの判断は一応は着くように思える。

あの第二次大戦でのドイツに対する大規模な攻勢をみていると、まったく予想もつかないことだが、あれもやはり西側の、それこそ大規模な支援と何しろドイツが二正面作戦をやっていたからかも知れない。

当時は数さえ作れば勝てた時代だった。兵器の性能差はあっても基本的に人数と火力だけで戦っていた。今はまったく違った時代になっている。だいたいロシア(ソ連時代)が単独で戦った場合はアフガンでさえ勝てなくて撤退したのだ。ロシアはそれを考えなかったのだろうか。

大戦当時のイギリスの戦車など、ドイツやソ連に比べると玩具みたいなもので、前時代的な思考から抜け出せないような奇妙なものばかり作っていた。軍艦はともかくその他のものはろくなものが開発できないと思われた。

しかし戦後すぐにセンチュリオンと言う堅実な戦車を開発して中東戦争でもかなり活躍したと聞いている。その後はチーフテンなるさらに強力な戦車を開発して、これも結構斬新だった。現在ではどの国も、自衛隊を含めて更に近代的なものに変わっているが、ロシアの戦車はかなり古いものだ。最もウクライナは西側の戦車は使っていないだろうが。

言いたいのはこういうことだ。例えば戦車砲なども、ちょっと前まで西側で標準的に使われたものはイギリスの設計らしい。現在はドイツのラインメタルの120ミリ砲に変わっているけど、つまりは西側のテクノロジーが徐々に進んでしまって、思ったよりロシアと差がついてしまったのだろう。

西側は優れたテクノロジーは情報交換もして研究開発するだろうから、その開発資金と共に最早一国だけのものではなくなっているので様々な知恵や思考の集合体になっていると思われる。この辺りのことは詳しい人が沢山存在するだろうし、彼らが喋り始めるといつまでも終わらないだろうけど、つまりはそう言うことなのだろう。

余計なことをしでかしたせいでロシアは自国民さえ沢山犠牲にして、現実にどこかで休戦と言ってもできないのではないか。もうウクライナにはその気がない。そう思えてならない。休戦しないということは、誰かが独裁者を倒すかでないと話し合いのきっかけにもならない。或いは西側諸国がどこかでブレーキをかけるか。そんな休戦だと昔なら逆に領土割譲すらされかねない。

資源もあるし、頭一つ柔らかくなれば想像もつかない程の豊かな国になると思うのに、どうしてそうならないのか。陰謀論と言うなら、それに乗っかってしまったのも愚かだ。

一度手を出したら、後は世界を相手に逆に押されてろくなことにならない。中国なんぞはそう考えてくれれば良いけど、独裁者の居る国は何が起きるか知れない。子や孫の時代は本当に心配だと思う。



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