2022年9月2日金曜日

昔霊能者に言われた

いわゆる霊能者と称される人に視てもらったことがある。本当に見えているのかどうか知らないが、叱りつけるような物言いの尊大な女性だった。医者とか霊能者とか、昔は役所の窓口もそうだったが、この類は相手に尊大な人が多い。そんなのになんで視てもらったかと言うと、それなりに弱り目祟り目があった訳です。そんな時はついそんこともある。今なら馬鹿げていると思うけど。



で、その時に言われたことが--あんたは仕事をしている最中に死ぬ--とはっきり言われた訳じゃないけどそれに近い。気が付いたら机に突っ伏していたとかそんなことじゃないかな。一人なので誰も気が付かないけど。

馬鹿にしていたけど、この頃は案外そうかも知れないと思い始めている。いったいいつまで仕事をするのかというのは、なかなか難しいのだ。思いも寄らず突然クビになるかと思えば止めたくても止められないこともある。

正直言って、絵を描くのは描けない苦しさと楽しさが混じって絶妙である。しかし仕事は年々ヘビーな感じで気力体力が続かないと思うようになってきている。パソコンの無かったころから同じことをやってきてよく続いたものだと思うけど、賃仕事なので稼ぎそのものがない。だから延々やるしかなかった。今も続けていないと蓄えが減る。

私に仕事を出してくれている人は私より年上だ。それでも頑張っている。彼には住宅ローンがない。私は外注だが彼は会社側の取り締まりだったので私とは給料が違う。多分生涯では倍以上違う。いやもっとか…。ローンもとっくに終わっている。私などに比べたら全然身軽だ。

それでも仕事を止めると途端に苦しくなるのではないかと思っている。彼で苦しいと言うなら私はどうなのだ。しかし彼が続けるという限りこちらも続ける。そういう仲になってしまった。

止めたいが止められない。年金だけでは食えない。古い人は年金だけでやって行けるのだ。私はフリーの受注が多いかったけど、厚生年金だって半分くらいある。しかしそれでも、国民年金しか掛けていなかった母と同じくらいしかない。

早くもらったというのもあるけど、バブルの時は金を余らしていてどぶに捨てるようなことをしてこのざまだ。

それでも今年は昨年と違って仕事は多い気配だ。でも支払いをみると、計算が合っているのかと思ってしまうほどの情けない額だ。

続けるしかあるまい。

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