2022年9月22日木曜日

相次ぐウッカリに我ながら信じられない

夕方になって、何故か外をうろつきたくなって出かけた。水辺を目指した。完全に衝動であり、意味はない。

電車にしばらく乗って寂しい駅に降りた。日が暮れかかっていて既に辺りはには色味がない。昔と違ってそれでもスマホなら写真が撮れるのだなとつまらぬことに感心しつつブラブラと適当に歩いた。



やんなきゃなんないことはいくらでもあるのに何故かその気が起きない。いったいどうしたのかと思ってしまう。

歩いている内に陽がすっかり沈んで辺りがほぼ真っ暗になった。車とすれ違うと下も見えない。トボトボ駅周辺に戻ってきたらさっきは消えていた赤提灯が灯っている。なんとなく入ってみたい雰囲気。

初めての店だからは恐る恐る扉を開けると、まるで近所のおばさんがやっている雰囲気。これも近所の主婦と思しき初老の先客が居て、一瞬ドツボかと思った。しかし意外に店の雰囲気は面白く、予想外に飲んでしまった。あれこれと他愛のない話を楽しんでつい時間が経ってしまった。

またくるよと言って出て、そこまでは良かったが、私の住む町に戻ってきて、スーパーの駐輪場に自転車を置いてあることをスッカリ忘れて歩いて戻ってきてしまった。

ガックリ来ることに、家の玄関を自転車のキーで開けようとしていたのだ。手探りでしか見えないので何度も試して入らないので変に思ったが、そこでやっと気付いたのだ。げ!これはどうしたことか。

帰りにスーパーで買い物をして帰るのが日常だった。しかし今回飲む時間が長引いて閉店に間に合わなかった。でもどうしてそこで気が付かないのか。しばらくショックでぼーっとした。昔長嶋茂雄が倅の一茂を球場に置き忘れて帰ったことがあるらしいが、ミスターには試合のことでカッカしていたというから理由がある。しかし自分には理由がない。

慌てて駅前まで戻った。時間外駐輪は警察へ云々と書いてあるのを思い出した。まさかたった一度で…。最悪警察へ行かねばならないか、そんなことを思いつつ駐輪場へたどり着くと、一つだけポツーンと私の自転車があった。さすがにたった一度ではスーパーも手荒なことはしないだろうけど、それは相手次第だ。

年々こういうことが増えるだろうなと覚悟はしているが、そのうち終電を忘れて飲んでいるとか、精々そんなことで済むならどうってことない。買い物袋をどこかに忘れてショックだったのもちょっと前の話だ。

スマホと財布だけは絶対に落とさぬように何度も何度も点検しながら外出する日々だ。


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