2022年9月10日土曜日

ふと思い出すあの事件

人間はミスをする、でも…ダブルチェックとかシステムとか、そんな話になる前に自分たちが最後に降りれば良いのじゃないのかね。



話が続いてしまうけど、添乗員は先に降りて園児が降りてくるときに危なくないように見ている。運転手は席に座ったまま園児が全て降りるのを見届ける。それだけのことじゃないのかな。

園児だってバスには乗ったもののなんだか気分が悪いというときだってあるでしょう。既に後ろでぐったりしていることだってあるかも知れない。別に大きな車じゃない。確認するのが如何ほどのことがあるのか。

とはいえ人はミスをするものだから、チェックシステムはもちろん必要だ。何も考えなくても日常のことは普通に進んでいくようになっているので、ついそうなってしまう。けれどもふと思う。たまに担当が交代した時は、やはりちょっと用心した方がよいのかと、そんな気がする。魔が生まれるのだ。

あまり詳しく調べた訳じゃないけど、かなり昔宝塚で悲惨な事故があった。ある女優が舞台をせり出すための回転装置に巻き込まれて胴体が切断されて亡くなったのだ。21歳の若い命だった。

事故が起きてみると、なんでこれが今まで事故らなかったと思えるほど危なっかしい状態だったとか。重い舞台をせり出すための回転する大きな機械のすぐ横を、あの宝塚独特の長くてヒラヒラする衣装で慌ただしく行き来するのが日常だったという。

その機械がどんな形をしていたのか知るすべもないけど、スクリュー式のシャフトとか言われていて、防護柵もないむき出しだったみたい。そんなもののすぐ傍をヒラヒラしたロングな衣装で舞台をこなすために行き来していた。

「止めて!」という絶叫を聞いた人が何人か居たけど、装置を扱っている人には聞こえなかっただろう。聞こえてももう間に合わない。この担当者が、たまたま何かの事情で交代した不慣れな人だったとされている。その不慣れが直接の原因ではないだろうけど、こういう時は得てして何か起きる気がする。普段と違うことがあった場合、なにやら予感めいたものを感じ取った方が良いのかもしれない。

あの記者会見の様子はどう見ても変な感じだと私は思うが、それは心理学に詳しい人も言っているようなので自分があれこれは言わない。けれど、同じ事故は既に言われていて認識しているはずなのに、そこで念のためと思わない神経が不可解だ。

人間は、多少の心配症が丁度良いのだと思う。

1 件のコメント:

  1. 芽衣首相です。

    うつろさん、すこしコメント欄の調子が変です。返信しても承認待ちのコメントが出ません。
    これでどうですか。

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