2022年12月31日土曜日

去年と同じことをしている

実は29日に隣り街に出かけて飲んだ。最初、つもりにしていた店が満員で入れなかった。もちろんコロナ前なら余裕。一つでも空いていればそこに座れた。でも今は隙間を取っている。去年と全く同じ。

昨年は、しょうがないからあちこち歩いて別の店で無理やり席を作ってもらって飲んだのだった。でもその店は今は潰れてしまっている。オーナーが何やら別の事業で失敗やらかしたとかの噂がある。

年末だから、もしかして開いているかも知れないと、ちょっと離れたところへ向かった。常連と言えば常連の店。暗い道をトボトボと歩いて辿り着いたらやっぱり提灯に明かりが灯っていた。本来は休みなのだが、29日まで開いて後は休みにしたそうだ。

以前に見かけた女性が一人で飲んでいて、客が途切れた時に女将はもうそろそろ閉じたがっていた気配だ。年齢的にそろそろ大変なのだそうだ。でも折角だからと入れてもらってそれなりに雑談をして楽しい時間を過ごした。

帰る時、駅への夜道を歩いていると以前に何度か入った店の明かりが灯っていた。この店も悪くはない。しかしここは開店が遅いのだ。ちょっと迷ったが、一日飲む量は越えない判断をして帰宅した。明日行ってやろう…などと思って。

昨日になってその店を訪れたら閉まっていた。30日までは開いているだろうと勝手に思い込んだ。わざわざ開店時間まで外出をずらしたのだが、当てが外れた。どこか適当な店がないかとブラブラ歩いてみるが、駅前とちょっと離れたところではまるで景色が違う。駅前は満員。寒いのに外で客が待っている店もある。街はずれは、なんとまあ物寂しい。

まぐれで入れるかもしれないと、昨日も断られた駅前の店に立ち寄ると、偶然客が出ていくところだった。そこに入れた。昨日も居た女店員さん、また来たかという顔をしている。とにかく良かった良かったと席に着いてホッピーが運ばれてくる瞬間。ほんとにこのひと時が一番幸せだとこの頃は思う。飲みながらあれこれ考え事をする。文具マニアに近いので手帳とペンを取り出して何やらメモる。こういう状態がとても良いのだ。

どうしてそんなに飲みたいかと言えば、雰囲気が好きだと言うこともあるし、あまり暴飲はしないようにしている。ホッピーはアルコールを自分で調整できるし。

昨年はまだこのブログを立ててなかった。ブログは立てたけど、他にこれと言ったことができただろうか。何もなかった。描いている絵も別段の進展はない。あるように見えない。年齢的に衰えただけだ。あちこちガタガタで、それでいつまで生きて行けるのか。

そんなことを思いつつ飲む。思うことは冴えないことばかりだが、とにかく今年の飲み納めはできたのだった。これでしばらくは酒も控える。年明けからはなるべく画業に専念しよう。一応は決意新ただ。

形だけでもと思い蕎麦も買ってきた。大晦日は何もせず、ぼんやりと過ごそう。

皆様も良いお年を。

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