クレジットカード。解約というか、退会ね。これまでにふたつ退会した。しかし今回はなかなか電話が通じず、本日ようやく電話が繋がった。UCカード。
これを保有した当時は第一勧銀がメインバンクだったが、そこから申し込まず三井銀行から申し込んで断られた。何故そんなことをしたかと言うとこれはひとつのまじないで、そのまじないは今から思うと馬鹿馬鹿しくて言えないが、色々苦しかったし、三井銀行が当時ちょっと好きだったことにもよる。まだバブル崩壊が深刻化せず各銀行が小さな出張所をあちこちに作っていた時代だった。当時のアパートの近くにもできた。窓口の女性が、たまたま割と親切でもあって、カードローンもすんなりと出た。だから、そこを大きくしようと思ったのだった。色々苦しかったからまじないだってなんだってやった。
ずっと親に仕送りをしていて、自分はローンを借り出して繋いでいるような状態だった。カードローンは他にもあったが多い方が心強かった。結局は借金なんだけど。でも、自分はそれで助かったのだった。当時銀行がカードローンを出してくれなければかなり大変だった。仕事はあったから返済には心配はなかった。しかしその口座で申し込んだUCカードが断られた。ローンなんかを先に持っていたせいもあったろうか。
断られるとむかつくのは人情。それならばとメインバンクの勧銀の口座で申し込んだ。メインバンクだから給料を振り込んでもらっていたし公共料金の全てを引き落としていたが、それでも断られた。一度断られて間もないのにまた申し込んだせいかもしれない。銀行の担当が会社に謝りに来たのを思い出す。
そこから一年か二年ほどしてもう一度申し込んだ。もうこちらも覚めていてカードは要らなかったが親が会社を借金で切りまわしていたので、もしかしてそんなことを調べられているのかもと疑って、カードは要らないが断れれる理由を教えてもらいたいと言ったのだ。するとお断りする理由は見当たらないので入会いただきたいと言ってきた。不思議なものだ。
結局私が当時の会社から離れて勧銀とも疎遠になるまでかなり使って、景品も交換した。あまり役に立った物はないが紅茶を入れるポットが可愛かった。それは今もあって、掃除をするときの水入れになっている。
カードは結局幾つも持った。けれど、UCカードはあまり親切なところではなくて、一度紛失した時に電話した時の応対が他のカード会社と比べるとかなり尊大だった。叱りつけるような感じだった。UCの対応の悪さは当時雑誌でも言われていたが、やっぱりそうなのかと思ってしまった。勿論現在は知らない。
紛失したカードは結局部屋から出てきた。一人の部屋は大抵乱雑なのだ。今もそうだ。
不思議なもので、当時予備くらいにしか思っていなかった無料カードが今はメインになっている。池袋でセゾンの勧誘を受けて応じたものだけど、当時は親や家族の名前を書けとか無謀なことをやっていた。百貨店系のカードはどこでもやっていた。今は法に触れるんじゃなかったかな。
親や家族の名前なんか書けるか、こっちは勧誘に応じているだけだ、いやなら勧誘するな--と言ってやったらカードを送ってきた。しばらくはスリーピングだったが、今はこれがメインだ。無料でなければ自分に何かあった後もずっと年会費を落とされる。
沢山保有してもカードは結局年会費を取られただけで終わる。カードは無料以外は会費で稼いでいるのだ。その分をポイントで稼がないと。セゾンが永久ポイントをやるようになってここに集めるようになった。あまりポイント率は良くないようだが無料だから我慢だ。
当時、何故クレジットカードなど保有したかったのか今になってみれば不思議な心理だったと思う。ステータスを認められたようになっていたのだろうか。心理的な子供というのどうしようもないものだ。しかし保有し始めた頃のことを振り返ると、本当に苦しい時代だった。当家は何とかなったけど、かなり綱渡りだった。最初の審査で断った人は、案外ちゃんと仕事をしていたのかも知れないね。
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