2023年3月7日火曜日

おひとり様って、やっぱりその時がね

血糖値が高いのに、ここまで数年飲み続けた。その楽しみを我慢してまで何の人生なのかと、そう思い続けている。もう検査なんかしない。しかしやることが残っているのに、まだすんなりと逝く訳に行かない。

そう思うと多少は気を付けねばと、飲みには行くがアルコールを半減させて、なるべくは血糖値の上がりにくいようなのを食べるようにしている。悪あがきと言えば言えるかも知れない。

別におひとり様をお勧めしている訳じゃなく、これは単なる経緯だし、それを望んだ訳でもない。しかもおひとり様と言ったって種類がある。単純に一人で住んでいるだけなのと、自分一人しかいないのはやっぱり同じじゃない。身寄りのないひとり者は、しかも金のない者は、自分に何があってもどうもできない。

会えば色々と言ってくる近所の主婦も口癖のように言う。子どもなんか居たって同じですよ、どうせ何もしないんだからから----。

同じことを皆言います。殆ど例外がない。これ言われると、やっぱり腹が立つ。そんなことを言うなら、絶対に何もしてもらうなと言いたくなる。介護が必要になっても連絡を取るな。病院に入る時の諸々の手続きもしてもらうな。逝った後のことも葬儀も出してもらうな。一切子供や親族と関わり持つなと。

離れて住んでいても身寄りさえあれば結局は誰かがどうにかしてくれる。私の一家だってそうだった。私は兄弟と比べると出来が悪くかったので家の中で身の置き所がないような時代さえあった。そんなのが最後は皆を看取った。結果論だけど、皮肉と言うしかない。

ぼんやりと、自分はどんな最期を迎えるのかと考えることが多くなった。膝は痛いけど、同年代なら誰でもある。血糖値は高いけど、試せることは何でも試して、もしかしたら食べないことがヒントになるかも知れない。食事を少なくする。なるべく外出して動く。そんなことをあれこれやってみよう。

なにをやり残しているのかって、まあね、それだって大したことじゃないんだけど。


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