前回は水道管が破裂して、今回突然、炊飯器が壊れた。二時間後くらいで炊けるようにセットして、ちょっとくつろいで二階へ上がろうとしたら、なにやら--ボッボッボッブツブツバッバッ--と変な音を立て始めた。そのまま二階へ上がらないで良かった。すぐにコンセントを抜いたは良いのだけど、さてどうするか。ご飯が炊けない。
思い出した。古い炊飯器があったはずだ。あれを捨てた記憶はない。もう40年くらい前のサンヨー製だ。大炊きができる一万円のものだったけどタイマーもなにもないスッピン。でもこれで炊くと何故か美味くて、ずっと使い続けたのだが、上蓋を止めるゴムが割れてしまって、以後日立の小さなのに切り替えた。その日立製だって30年使った。
不思議なことに日立の小型で炊くと最初のうち妙に酸っぱい感じがしたのだが、それにも慣れて以後はこっちを使い続けた。機械には馴染みがあるのかも知れない。ずっと何の不便もなかったけど、遂に壊れた。多分、上蓋開閉ボタン隙間から水が入ったのだと思う。ショートしたんだな。
これをすっかり乾かしてしまえば良いのではないかと思って試したのだけど、コンセントに繋ぐだけで電気製品が焦げる時特有の臭いがして、ついに断念した。
それで元のサンヨー製に探したのだが、電子部品がないせいかこいつは随分タフで、そういえば昔の炊飯器は余計なものが付いていないのでタフだったなと思う。まだ親元に居た時、子供の頃から使っていた炊飯器はナショナル製だったが、故障が一度もなかった。昭和30年代に買ったものだったと思う。ネットで調べると似たようなのが出て来る。
内部をゴシゴシ洗ってお米を入れ替えて炊飯してみると立派に炊ける。炊くだけならまだまだ行ける。
でもこれでいつまで持つか。ゴムの代わりに自分で何か作ろうかと思うけど、今のままでも炊ける。この歳になって新たな電気製品など、しかも炊飯器などは使えている間に買い替えるつもりはないので長く持ってほしいけど、問題は冷蔵庫。これだけは人生終わるまで持ってほしいと思うのだ。家族をこちらに呼んでその時に買った富士通製の最低ランクのだけど、長持ちしている。もうすっかり汚れてしまっているので、買い替えたりすると業者が運び出すときにみっともなくてしょうがない。しかも、家族の歴史を知っている。辛かった歴史を。
にしても古い炊飯器、よくも捨てなかったものだ。炊飯器そのものはあまりに古すぎてくたびれているのでお見せできません。
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