つらつらと昔に思ったことなどを脈略もなく書いてみる。資産を持っている人は別として、一般的なアパート住まいして、倹しく暮らしながらも生活苦に喘いで街金などで借金をしてしまうことも多いと思うけど、一時的な借金は別として、生活苦の場合は元々が足りないから借金をするのであって、元から返せる当てなどないのが普通だ。
それで何故業者が貸すかと言えば、それは必ず誰かに泣きついて返すとか他の業者から借りて、しばらくはロシアンルーレットを続けるとかで、これでしばらく回った後は見る間に額が膨らんでどうしようもなくなるのが一般的だ。多少はサラ金のことなど調べたのは遥か昔のことなので、今は昔ほどは荒っぽい業者が居るかどうかは知らないけど、基本的には変わらないだろう。相変わらず闇金もあるだろうし。
切羽詰まったら、逃げるか自己破産するしかなくなる。自己破産しなくても、借金を抱えたままでも生活保護は受けられたはずだが、例えそうであっても大きな借金を抱えたままでは生活の立て直しは考えにくい。一旦は整理を考えた方が良いと思う。任意整理できれば良いけれど、そんなに簡単には行かない。
だけど自己破産するのだって金がかかる。その費用がいくらかまでは知らないが、弁護士を動かすのだから決して安くはない。返せないでアップアップしている人が別に弁護士費用を作らねばならないので、これ自体がかなり無理な話だ。
借家なら、そこの家賃だけはどうにかズルズルと払いつつどこかへ身を隠す手もある。三畳一間はもうないだろうけど、そんなところを探す。安ければどこでも良い。実際はこれしか手がないのだ。しかしそれだって随分しんどい話だ。別の家賃と弁護士費用を用意できるなら、元から借金に追い込まれる可能性は少ない。一時必要だった借金がついつい膨らんでしまったとかなら話は別だけど。
住民票を移してしまうと居所がバレて怖い人がやってくるので、そうやって身を隠しながら働いて費用を作るしかない。だから元の部屋だけはしばらくは家賃を払って押さえておく必要がある。当然そこへ業者が様々な張り紙などをして嫌がらせをするし大家が近くにある場合はこれにあれこれ言ったりする。勿論職場も変える必要がある。でないとそこへ来られたら元も子もない。返済を続けて費用が貯まる訳がないのでそこは頑張るしかない。
いずれも昔の話なので今は知らない。多少は大人しくなっているのだろうか。荒っぽい業者が軒並み潰れたので、多少はマシになっているとは思う。保証人を取ってなおかつ年利75%なんて業者が普通に存在していた。笑顔で悪どくやるものだ。
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当時から不思議に思っていたが、住民票を移すと何故業者に判るかと言うことだ。業者がそんなにマメに調べているのだろうか。昔は住民票を他人でも請求できたけど、マメにそんなことまでして調べていたのか。或いはそれを告知する官報があって、それに全部乗るのだろうか。私はそこまでは詳しくないが、これがとても不思議だった。しかし移動すると必ずわかる。
例えば、転居を繰り返した人なら知っているでしょう。必ずお巡りさんが台帳を持って調べに来る。あれは役所が警察に通知しているのかと訊いたことがあるが、役所は一切そんなことはしていないという。大家にも訊いてみたが、いちいちそんなことしないとやっぱり言っていた。ほんとかどうかは知らない。でも警察には判っている。普通の巡回とかではない。引っ越すと必ずそこへ地区のお巡りさんがやってくる。でも、この場合は業者にさえわからねば良いのだ。住民票さえ移動しなければ業者にはわからない。
若いうちはまだまだ立て直せるので、自己破産だって切羽詰まったらしょうがない。頑張ろうという気持ちは尊いが、一向に元本が減らないまま歳を喰ってしまう。老いてなお貧困は本当にどうしようもなくなる。生活保護も同様だ。永久にというのではなく、なるべくはその後に挽回できるように、頑張るならそこを頑張った方が良いと思う。しかし、ぬるんでしまうのも確かなので、ここをどう律するかはなかなかしんどい問題ではあるけど。
敢えて言うけど、私は投資をしているくらいなので多少の資産はある。家も持ち家だ。しかし普段の生活は、ごく普通にやっていて生活保護レベルだと思う。資産がなければね。
でも苦しくはない。居酒屋にも行っている。それでもローンを除けば毎月数万円で生きている。
どう考えても貧乏なんだけど。一人身だから、却ってなんとかなったのかね。
少子化が進むね。
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