自宅で仕事をしていることやどんな仕事をしているかなど、いちいち他人に言ったりはしません。しかし世間には通勤していない人間は働いていないと思い込む人が存在するのです。ずっと前からネットで仕事は全部できます。受けるのも納品するのも。でもこれが、どうしても理解できない人が居るから厄介。
叔母がそうでした。母の傍にいなければならないからといい訳を立てて仕事にも出かけないのだとずっと思われていました。事実は逆で、自宅で仕事ができているからどうにか母を介護できたのです。私が通勤しなければならない立場であったらどうにもならない状態でした。性格がきついのであまり好かれない叔母ですが、距離があったのでどうにかなっています。
その母が身罷ってひとりになったとき、当時の町内の集まりである人に言われました。一日家に居てあんた仕事してんの?
世の中ってこうなんですよね。どうやら親の金で食ってたと思っていたのでしょう。ひとり者って、多分そう思われやすいのかも知れません。一日家にいるひとり者…。まあそう見えるかも知れません。
親元が大変だったので離れて暮らしていた時はずっと仕送りをしていました。そんな状態で、世帯を持つなどということは考えないようにしていました。きっとカミさんを苦労させるだけ。結果はこの通りです。多分ここから先もずっとひとり。納品先の集まりで、そこの社長にもこう言われました。結婚できない男って、増えてるらしいよね。
悪気はなかったのでしょうが…、ひとりと言うだけで色々思われるものですね。今さらもうこの歳なので何がどうということもありませんけれど。
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絵は寂しげな林のイメージ。水墨画っぽいですね。ひとり者が歩くには持ってこいの場所かな。
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