これは個人的なまったく妄想のような考えだけど、生命の根本みたいな部分で、周りが危険であればあるほど、その寿命が平均的に短い条件であればあるほど生命は自分を守る法則みたいなものが働いて、つまりは種を保存しようとするのではないか。そんなことをぼんやり考えるのです。危険で条件が悪い程、早い話が子供ができやすい。これは人間の意志とは無関係の部分で、いくら人口を増やそうと思っても、だから先進国では少子化に傾いていく。
先進国での少子化は、実態として必ずしも子供を欲しない人々が増える。もっと自由であるべきだと人は考える。生まない自由といったりしたかな。だからそういうことも加算されるのだろうけど、それ以前に既に生物学的に少子化に進んでいくのではないか。
私が子供の頃はもう夜の九時になると世間は眠っていた。信じられないだろうけど、テレビもないし精々ラジオを聴くくらいで、特別なこともない限り起きている必要がなかった。幼いころ、明日が来る時間まで起きているとろくなことがないと大人たちが言っていました。私も初めて深夜零時を越える時はちょっと怖かったのですよ。何か起きるのかなと思ったりしていました。
何が言いたいかと言うと、早い話が他にすることがなかったということで、確かに自然と子供が増えたと言うこともあるかも知れない。でも、やっぱり生物学的な法則だってありそうに思うのです。戦後それ程経たない時は、その法則がまだ働いていて、それが解き放たれて人口ボーナスが起きた。
別の例をあげると、昔から男は戦で命を散らすことが多いので男の方が出生率が高いと言われていて、実際学校でも男子の方が多かったです。その作用が働いている間に危ない条件がなくなったら男が増える。しかしそれも長く続くと同じ程度に落ち着いてくるんじゃないか。生命にはそういう不思議な部分がある。
少子化に関しては、勿論、国が適切な対策を打てばと言う話もあるけど、これは以前から語っているけど、インフレ経済成長の時代とデフレ収縮経済の時代を一緒に語るのもちょっと違うかなと思うのです。デフレじゃやっぱり人口増加は無理だと思う。今中国がデフレに陥るのではないかと言われています。もし日本と同じようにそれが30年も続いたらどうなるか、想像するとちょっと興味深いところです。日本はそういう状態だった。
生物学的な面は人間にはどうしようもないだろうけど、果たして人口増加が正しいのかと言う人もあって、私のような凡人には結論は出ないけど、日本は実は半分くらいが適当というあれですね。
このような意見が共通意見になってくると、やっぱり人口増加は無理でしょうね。対策云々では片付かないかも知れない。
まあ、私も色々あってひとり者ですから、人口増加にはなんら寄与していません。しないまま終わるでしょう。別にそれを望んだわけでもないのですが。
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