2023年12月18日月曜日

物価が騰がると不満は当然だろうけど

実は国はずっとそっちへ舵を切ろうとしてきたのです。つまり今ままでのデフレスパイラルを逆にしようとしてきたのだけど、どうやってもそうならず長い事時間ばかり過ぎ去ってしまった。渦が回り始めても先に物価が上がって給料は後からになってしまう。これは物の理屈でしょうがない。しかし少しでも上げてやってくれと政府側が言うような不思議な経済になっていました。

私は無論経済に詳しいわけではないです。投資をしていても経済がそんなに分かっている訳じゃないです。でも収縮型をやっていてはいつかは限度が来ると言うことは想像できます。ゼロ以下にはならず、ゼロまでは行かずどこかで止まったままになる。それがずっと続いてきたのです。渦は外側に回さないと話にならない。日本だけがデフレでやってきたようなものですが、ようやく逆に回り始めて、ここで止めたら何もならない--と言うことだそうです。

だけど、物価の上昇を攻撃材料に使えるから野党などはしきりにこれを言うのだけど、野党が政権を取ったとしてもデフレをずっと続けるわけには行かないと、本音では知っている。

むかし聞いたことがあるのですが、経済膨張がなければ人々は豊かになれない、気持ちだ心だとかは止めましょう、ここは理屈だけを言っているのです。物価と給料が毎年2パーセントくらい増えて行く状態が最も良い状態だそうです。それが逆になると、毎年給料を下げて物価を下げて経済規模を収縮して企業は安く人を使い人員整理をやりと、そんなことが30年続いて来たのです。私の若い頃は7年で給料が倍になりました。物価も当然上昇していました。成長期だったから好景気でした。

過去のような成長期はもう望めないかも知れないけど、しかし賃金上がらず物価を下げてということは、実は自分たちの首を絞めている状態でもある。

どっちを信じるかは人次第。私の場合はデフレは実際には助かりました。事情があって会社を辞めて、以後は転々としたので給料のup分はなく、ほぼ固定されたような賃金でした。そんな人であればデフレは歓迎です。物価は実際は上がっても居たのですが、金利が下がるしで、住宅ローンも結局は安い金利に変わったのでトータルでは物凄く払いが少なくなりました。しかしそれも、景気が良くて賃金が良かったらどっちが良かったかは分かりません。

一定の条件の個人が助かっても、国としてはちょっと困る。経済成長のないところでは、何だかんだ言って人は楽になれない。それはそうだと思います。

当然違う意見の人もあるだろうし、それはそれで良い。しかし難しいところですね。中国は過去の日本と同じようなデフレに向かっていると多くの経済人が考えているそうです。実際にしばらく前から全然ダメです。とするとあの国は収縮に向かっています。あまり大きくなって周りに脅威を与えるよりは、この場合は良いとは思いますが。

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