2023年1月21日土曜日

夜勤者に人権は?

身長170センチ以下の男には人権がないと言った女性が居たそうだ。一部では有名な女性だそうだが私は知らない。私も小柄だが別に腹を立てる程のこともない。もうそんな年齢ではなくなった。しかしこれは侮蔑を含んでいたということで本人が謝罪する羽目になった。

身長のことは、まあ色々ある。それは別として、人権などと言ったらちょっと言いたいことがある。

自分は何度か夜勤をした経験があるが、夜勤者には、条件にもよるが半ば人権はないと思った。といっても勤め先との関係ではない。

当然だけど、夜勤者は昼間寝なければならない。でも昼間って、世間は結構やかましい。廃品の無料回収車は通るし、車のドアの開け閉めの音が意外にするし、時には選挙の車も繰り返し通る。しかし最も困ったのは犬を飼う世帯だ。

一戸建てを手に入れたら、大抵キッチンに不似合いなシャンデリアをぶら下げて犬を飼うというのが大体お決まりらしい。当時はそうだった。不景気な今はどうかしらないが、ピアノを置く家もあったと聞く。

今の家に越してきたとき、最初にお向かいさんに挨拶に訪れた。出てきた奥さんはまだかわいい顔をしていた。もう三十年近く前だ。その奥さんがこう言った。

「あらら、よくお調べになったのですか、この辺は結構あるのですよ」

家は中古で買っている。中古と言っても新築と殆ど変わらず値引きもしない。20万円の端数を付けて、それを値引きしてあげるという売り主だった。

ああどうも--と言いつつ、わかり切ったことをやりおると思った。しかし当家には事情もあって購入に踏み切った。家の状態が悪くなかったから妥協レベルだった。

不動産屋と訪れた時は静かだったが、購入を決めて後日挨拶に伺ったとき、近所でやたらと犬が吠えていた。意外に思った私は問うてみたが、普段は滅多にほえない。誰かが来ているのだろうとの売り主の言い分だった。

それを信じた。全くお人好しだった。

話は長いので続きます。あしからず。

0 件のコメント:

コメントを投稿