四月に手術して半年とちょっと経ちました。日常ではあまり不自由はありません。つまり見ている世間は、ちょっとピントが変ですがなんとかなります。少々度が合わないくらいでは普通になんとかなっています。しかし階段がちょっと怖かった時期があります。
平面はちょっとしんどい。ピントの合う位置が違うので像が二つに見えて浮かんでいます。歪みは一定ですからモニターの文字とかになると比例として見え方が嫌らしくなります。人間の脳というのは不思議なもので、それでもなんとか仕事をしています。絵も描いている。
でも人物画はもうしんどくなりました。人物画は歪みは厳禁です。ディフォルメしていたりするならともかく顔とかが歪んじゃったら話になりません。勘で描けないこともないですがそんな理由から絵が現代抽象系にどんどん変化してきました。偶然にできた模様とかが最近は面白くなりました。今はそういう類を楽しんでいます。元々商業美術だったのでシーンを描くのが好きだったのですが一般的な風景画やその類も時々はここでupしましょう。文字だけはやっぱり寂しい。
手術してから半年以上になっても視力とかピントの合い方に変化があります。調子のよい日と苦労する日がある。色々調べてみたら、単純な白内障でも完全に落ち着くまでにはかなり長くかかる人もあるようです。私の場合もほぼほぼ落ち着いたと感じたらその時にメガネを合わせてみようと思っています。多少見やすくなるかもしれません。
しかしこのために、実はかなりのお金を使いました。医療費はしょうがないですが、実はなかなか手術に踏み切れなくて効果があるかもしれない怪しげなこともやりました。高くて断念したのですがアイ何とかっていうあの辺の機械にも宣伝文をみたらちょっと気になりました。結局は、多分効果はなかったと思います。あるという人も居るかもしれませんが…。
安心とか爽快とかあの辺の雑誌で目に関する健康法とかが書いてあったらそれを参考にして一時は懸命にやりましたが、結局は意味のないものでした。
こうやって、病人は余計な金を使うのですね。民間療法とか霊能者とか、まあ色々あるものです。私の場合はまだ若い頃に症状がでなくて幸いだったかもしれません。本も読めるし曲がりなりにも絵は描けているのでまだ幸い。

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