2024年9月14日土曜日

月十万で生きる幸せ

いやいや、十万なんて贅沢。うちはもっと少ない。あんた苦労が足りない。

そう言いたがる人もあろうけど、そこはまあ置いとこう。取りあえずの話だ。私はいったいどれくらいで生きているだろうか。大雑把に言えば精々その程度だ。ただし、住宅ローンは省く。いくら何でもね。 

その住宅ローンが終わるから飲み代が出ると言ったら、マウンティングが現れた。なーんだまだローン払ってんのかよ、うちはとっくだぜ。それを居酒屋で、敢えて皆に聞こえるような声で言うオッサンがあった。

そう、二軒隣の親父だ。よりにもよってなんでこいつが居酒屋に居るんだと思ったけど常連らしい。世の中にはそう言うのが必ず存在する。元々いけ好かない親父だが、以後は徹底して近寄らないようにしている--ということは以前書いた記憶がある。ローンが終わらないのはつまりは投資をしているからだけど、それを考えたって私は少ない収入でやっている。

世間の記事では、平均して月割り12万程度では生活費が足りないとなっている。個人差があるから平均的な話だけど、それで足りないなんて言い始めたら、私は国民年金だけなので月割り精々六万程度だ。国民年金だけの人は似たようなものじゃないだろうか。普通に考えて、絶対足りませんよね。でも生きてる訳です。生きて行ける理由が必ずある。

それが貯金だったりするけど、ない人ってどうなる。子供がいれば仕送りしてもらうか生活保護しかない。しかしそれも、どうやら外人さんの方が受けやすかったりするそうです。年金だってもらっているとか。原資を払わないのに何故と思うけど、その理由は何でしょう。

それはともかく、私の場合は過去の蓄えを投資に回して、さらに今もって仕事をしているからですが、これがまったくない人って、本当に生きていけないです。年金が少なくて生きて行ける人は元々お金があるのでしょう。無い所から湧いてくる訳じゃない。その原資として2000万とかの話がでてくるのですが、ところがそれでも足りないと脅かすような記事ばかりで、実際私も心細くなります。投資だってこの前暴落があって以後も二番底探りで冴えないままですが、それでも過去よりは増えているのでどうにかなっている状態です。

良かったと思えるのは、案外自分の性格かも知れません。私は他人に自分の方が優れているとか収入があるとか地位が高いとかを自慢する性格がほぼありません。ほぼ、というのは、ゼロって人は居ないと思うからです。でも周りにはいくらでもそんな人が居て、その醜悪さを観察することができました。そしてどちらかと言えば、貧し気なものの方が総じて好きです。

そんな性格なので、無駄使いと言えば精々居酒屋でくつろぐ程度で、普段はなるべく自炊をしているしで、あまり生活費はかかりません。それでも十万と言われると自信がないですが、大雑把にその程度でも充分に今は幸せです。眼を悪くしてその分の医療費や普段の薬代も必要なのですが、なるべくは押さえて、それでも日々の楽しみもある。悔しいことも情けないこともあったけど、今質素に暮らせてどうにかなっていることを充分に幸せと思います。

うっふっふ、絵も描いているしね。絵はたまに気が向いたら展示します。他所で使っているあぶれ作品だけど。


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