2024年9月6日金曜日

日本の衰退は止めようがないかも知れない

賃金が実質は減り続けていると言われていて、どうしてそうなったのかは詳しくはないので知らないけど、例えば私が今やっている仕事だって、昔は外注だけで仕事を取って一家を養っていた人が居たのです。そういうの、普通でした。誰もが、この業界に未来はない、などと言いつつ、それでもずっとやり続けて、しかし今はもう無理です。

今私が得ている賃金は、世間の一般的なバイトとおなじ、とは言いません。一応はそれなりに訓練している人しかできません。しかし最早相当なチェーンワーキングで働かないと、そもそも外注は賞与などがないですし、時給単価がある程度もらえないと話にならないのです。なのに昔と比べたらかなり下がっているのです。

私など余生と言って良い状態だからその賃金でもやっています。しかし、これから世帯を持って子供を作ってなんぞという人には到底無理です。子供は作れません。養えません。最低限共働き。業種を別にしても、事実上これからの日本で生きて行く上では大半の人が共働きじゃないと無理じゃないかと思います。

いつの頃か、誰かがそうしたと言われているのですが、どうしてそっちへ持って行ったのか分かりませんが、以後ずっとデフレで、物が安いと有難く思われる世界になりました。これは過去何度も言っていますが、ゼロに向かうスパイラルで、一度回転し始めたらなかなか止まらないのです。止めようとしてはいるのですが、かなりしんどい。企業が物を安く売ると人を安くしか使いません。でも絶対多数の人がそっちをありがたがる。これは国民の全体の意識がそうだともう変えようがないです。

しかしそうなると、もう低賃金からは逃れられません。当然高賃金も居ますよ。当たり前です。でももう過去のように、物価もあがるが実質賃金も上昇する世界には戻れません。とすると、子どもをつくるなんて本当にしんどくなります。人口は減って行くしかないです。私が子供の頃は、その辺の空き地や公園では遊ぶ子供でいっぱいでした。それが今はほぼ一人も見かけない。今の子が大人になる頃には、だからドーンと減っている。田舎には分校があるものですが、もう全部閉鎖です。

人口を減らして置いて、外から入れようなんて、ちょっと違うようにしか私には思えない。彼らが地域に馴染んで心配のない人たちなら良いけれど、必ずしもそうじゃないみたい。でも、困っていても声をあげられない。そういう仕組みになっている。メディアもベッタリその方向じゃないかな。

誰かが仕組んだと言ったら言い過ぎだろうか。普通に考えて変だと思う。

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