確かグッド・ナースという映画があって、全編を観たわけではないのですが、筋はわかります。
その映画のなかで、心臓に問題を抱えたまま働いて、既に過労で危険な状態にある女性看護師が休めない実情を語っています。保険を手に入れるまでは休めないと。
アメリカのシステムを知らないけれど、国民皆保険の日本と違って、実は保険を取得するのはかなり難しそうです。
保険を手に入れるために休めない人がいる。その一方で日本では外からやってきて保険料も未払いのまま医療だけ受けてすぐ帰国する人があると聞きます。それを受けて日本のメディアの一部はこう言っていたように記憶します。
そんなのはごく一部だ。
一部だからって、そこが問題じゃないでしょう。と思うのですが、ここでの主題はこっちの方です。つまりアメリカでは保険に入る、そもそもその部分で苦労をしている人がいる。これは全く知らないことでした。あちらは任意なので加入しない人はしょうがない。していれば当然その分は払うのですが、未払いってどれくらいあるのでしょう。あったら直ちに外されるのか。
そんな状態では、保険に入るときでも審査がありそうな気がします。だから、ある一定の期間観察される。そんなことなのでしょうか。
確かに保険料って結構高い。こんな私でもほんの一時ですが過去にはそれなりに収入のある時代もありまして、結構引かれるものだなと思っていました。これだったら任意で払ってもお釣りが来るんじゃないか。もし10年大した病気をしなかったらかなりの納付額はちょっともったいない気がする。しかし高額医療制度で助かったときもある。どっちがどうなのか私にはわかりませんが、透析などするようになったら大変ですね。保険がないと生きられない。
映画は実話を元にしたそうで、日本でも同じようなことがありました。この映画では男性看護師がいくつも病院を渡り歩いて、その度に患者を…。400人以上と推測されるそうです。彼に疑問を持った女性看護師、つまり保険加入に苦労していた女性ですが、その看護師の働きで逮捕することができた。彼女は後に保険にも加入できて心臓手術もできたそうです。
それは良かったのですが、悪くてもすぐに医療にかかれない。そういう社会でもあるのですねアメリカは。
もう一つ気になった部分があります。未加入なので自分の医療費が高い。それを払うのにカード二枚でと言う。
カード二枚で払う。私にはとても不思議な光景です。これってどんなカードなのかな、普通のクレジットカードかな。
実はカードの仕組みの怖さというのが、アメリカ特有のものがあるとかを聞いたことがあります。手数料が大変で縛りがかかるらしいです。昔日本でもあった高利貸しの雪だるまみたいのが。
そういうのを眺めていると、世界中で楽な人ってどれくらい居るのかと思ってしまいますね。
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