2024年6月16日日曜日

好きでやってるおひとり様じゃないし

適当に入れるところに迷ったのでこのカテゴリーに入れているだけだし、あの上野千鶴子流を支持している訳じゃない。大体あの人は女性が対象だしね。しかもそれで随分本を売って自分はチャッカリしていたわけです。それくらい世渡りがうまくないとあれこれとしんどいのですね現実は。

早く言えば、別にそれを望んだ訳でもなく何等の共感もないけど色々あって私は今お一人様です。様と言える程度には、最後を楽しめればと願っているのですね。手っ取り早く言えば、早い内に家族と離れて生きてきたのですが、家族は赤字続きの事業を手放さず、それ故ずっと仕送りをする人生だったので遂に世帯は持てませんでした。

その後は一人またひとりと家族があの世へ旅立って、最後は母の介護で、それを終えて一応自由になった時は既に爺さんといえる年齢でした。老々介護の入り口だったかな。

なので残りをなるべく自由に好きなことをさせてもらおうと思うのですが、既に血糖値も高く膝も悪い。まだ動けるけれど、旅行などというと面倒さが先に立ってしまうようにりました。この頃の楽しみと言えば、近くの大きな街に出かけてちょっと買い物をして、本などを買って、帰りの居酒屋でぼんやりとそれを眺める。元々絵を描いているのだけれど、それを別にすれば、それが一番の楽しみになりました。あまりにも小さい人生だけど、それはそれで良いのだと思います。

しかしこれが何年続くか。これは大問題です。動けるうちに済ませて置かねばならないことが実は結構あって、それがなにもできていません。のみならず、人はある年齢になるといつなにがあるかしれない。孤独死だってあり得るのです。現実に私の同業者の一人がそうでした。まず動けなくなった時はどうするか。そんなことも合わせて、早い目にことを済ませて、またせっかくローンが終わってもその後の家のこととかあれこれと考えるのです。

跡継ぎがあれば一応は任せてしまえるものです。子供が居たって変わりませんよ、なにもしないのだから--と人は決まったように言います。こんなにカチンとくることはないです。そんな阿保を生んで育てたあんたが悪い--と言いたくなります。普通に跡継ぎが、でなくても嫁に出た娘であっても、それがサイコでさえなければ親が気にならない人は居ません。物事は普通に代送りして始末していくのです。そこで自分が最後ということになると、まったく終わり方が違ってしまいます。

面倒なことだなと、思う度にため息が出ます。

0 件のコメント:

コメントを投稿