2023年11月7日火曜日

漫画家の倉田真由美さんのボヤキ

ボヤキと言って良いのか、漫画家の倉田真由美さんはご主人が癌を患っていて若くは見えるけど随分痩せて体力もない。外出時は苦労があるだろうと想像します。しかし若く見えるせいで優先席に座っていたら老人に注意されたと言って居られます。

まあ、これってね、普段からあるのですよね。実は、私は最早老人となった今に至るも、一度も優先席に座ったことがない。精々しんどいときでもあそこには座れない。坊ちゃん顔で、歳より随分若く見えるからです。周りの視線を感じながら座っている気兼ねの方がしんどい。

今はサプリでどうにかなっているけど、一時は杖をマジに考えたくらいです。同窓会に行くと、もうかなり昔なのにすっかり老けている奴も居た。老けているというよりそれが普通なんだ。こっちが若く見えるだけで。一緒に並んだら、奴と自分が同じ年齢だとは思えない人が多いと思う。若くて老けている奴も世の中には存在するし。

面白かったのは某眼鏡屋さん。女店員が最初ため口だった。若造だと思ったのだな。支払いをクレジットカードでやったので年齢がわかる。受け取りの時には随分言葉使いが変わっていた。年齢とは無関係に客には言葉使いは気を付けるのだ。商売しているんだから。

若く見えるのは結構じゃないかと思うかも知れないけど、それは体力も若かったらという話。第一老人として認識されないので若い人と同じ扱いを受ける。老人扱いされるとむかつくのも正直あるけど。

町内でも老人クラブに入れと言ってくる。冗談じゃない。あんなのと混じってたまるか。申し訳ないけど、そんなところに紛れたら間違いなくこっちも老ける。そういう心意気はあるのだけど、実態は間違いなく老人。しかし私がもしあそこに座っていたら、案外私より若い老人が注意してくる可能性がある。こっちが強面ならそれはないだろうけど。

関西のお笑い系の御意見番みたいな人が(大体想像つきそうですが)、若い者は電車の席に座るなと怒っていたことがあった。子供の頃の話です。反論が結構あって、若い人間だって具合の悪いときがあるじゃないか--とかだったけど、これにまた逆上していた。世の中には一定量そういう人は居る。

そっちの話はともかく、自分が体力的な問題を抱えているとかを表示しておくのも手だろうけど、これだって、自分がもしそういう状態になった時、そんなカードを下げて歩けるか。ちょっとこれもなあって感じですね。

やたらな正義心も強面には向かいませんしね。やんわりご注意なら、ああそうでしたかという話しになるけど、結構大上段なご老人を、割と見かけるのですよね。

可愛く歳を喰いたいですね。

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