2024年5月31日金曜日

今さら年金の話

もう受け取ってしまっているので今更あれこれ考えてもしょうがない。けれど、それが良かったかどうかは多少は気になるのです。

私はもう最初っから繰り上げです。もし長生きすれば受け取れる分は最も少ない。どうしてそうしたかと言うと、兄が63で亡くなっているからです。眼の前でそんなことがあったら、多分自分だってそんなに長生きできない。兄弟なんだし、食事とかの面では脂っこいのと辛いのが好きな私よりもずっと健康的。でも違うと言えば違う。兄は牛乳の耐性がなかった。ググっと飲まない。というか基本的に飲まない。私は平気。余談しますが、この頃は牛乳は絶対にダメとかいう人があって、いままで飲んできたものを今更止めてもしょうがないと思いつつも牛乳は飲んでいます。とにかく朝が糖質オフのシリアルなので。

それはともかく、兄の問題はタバコ中毒で、60前に肺気腫をやっていて、こんなので長生きはないだろうとの判断でした。それで60から受け取ったのですが、もしそれがなかったら長生きしたでしょうか。何とも分からないところです。僅か三年だったけど肺気腫は障害者扱いになるので倍受け取れるのでした。

きっと自分も長生きはない。そんな判断でした。当時は母が存命だったのでそれだけは何とか介護しないといけないがその後はもうどうにでもなれの心境でした。

そこで最近動画とかを眺めていたのですが、長生きしたとしても繰り上げで受け取ることは必ずしも損にはならないみたいなのを見ました。理由はいつまで生きる保証は誰にもないと言うのもあるので待っていた方が得と言うのは結果論という理屈もあります。しかし、受け取る分を資産運用に回した場合はむしろトータルでも勝つ可能性があるらしいです。この場合は寿命は考えない。ずっと生きている条件です。

試算がややこしいし、投資しても市場は何があるか知れない。でも、粘り強く運用した者は収益があがる可能性が強く、現に私もやっているのでそれは強く感じるのです。毎月もし十万円の資産運用ができると言うことは結果的にかなりの収益を出せる可能性があります。年金は月とびで受け取るのがミソでして、これはうまい具合にドルコストができてかなり強いのです。問題はそれでも市場の波乱に我慢できないことでしょう。先日も怒りまくっている人の記事を見ました。五年十年のスパンで眺められないのです。こういう人は、もし長生きする自信があるならできるだけ後にした方が良いでしょうね。といってあまり後にすると残り寿命が短くなるので、誰でもどこかで受け取らねばなりません。

動画を100%肯定しませんが、誰しも寿命とタイミングの関係なので、迷って結論が出ないならこういう考え方もあると提示しているものです。私の場合は受け取る時期には既に投資をしていて、しかもリーマンショックで投入資金を半減させていた状態で、しかしここを幾ばくかでも追加で投入するしかないとその時判断しました。とにかく下がった時は買う。ちょうど今は市場が冴えないですがそれでもかなり増えている状態なので、一応は良かったと思っていますが、こればかりは詳しい計算をしなければ何とも言えません。住宅ローンを早く返した方が良かったかもしれないし。でもどう考えても繰り上げ返済で浮くだけじゃ物足りなかったですね。

しかしこれだけは言えます。私の現在の健康状態からするとここからそんなには長生きはできない。もうそんな歳でもあります。ここまで頑張って、ここから受け取ったとしても結局は僅かしか受け取れないだろうなと、そんな予想はできます。しかも私はひとり者なので、手続きなどは頭がしっかりしている間でないとダメですね。私は銀行で代行してもらいましたが代行はどこでもやっている訳じゃないです。

月末になりました。早いものです。既に梅雨ですかね。雨が多いです。

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