先日、行政書士さんにお願いしていた抵当抹消が終わって、ややこしいことがようやく終わったなと一息つく感じです。
30年ローンでした。30年というとどんな感じでしょう。住宅購入に踏み切った当時からさらに30年前は、私はほんの子供でした。それを思えば、ここに越してきてローンを払いながらの30年はどんな感じだったか。
30年前といえばほぼ大谷選手が生まれた頃です。とんでもないことだと思います。分かり切っていることは、以後の払いがないだけであって、その間に自分に何ほどのことがあったか。それを思うと情けないのです。
いや、色々あったのですが、それはどうしようもなくそうなってきただけであって、時代を過ごした充実感とか、そんなものは残念ながらほぼありません。正直言えば苦し紛れに生きてきた。
購入当時は払い終える頃のことなど遥かな先であり、想像もしませんでした。しかも購入直後に、私は会社とトラブルになって解雇されました。ローンが始まったばかりで無職になったのです。なので、住宅ローン減税の恩恵にも浴しておりません。
購入した家には両親と兄を住まわせて、私は都内で部屋を借りて仕事をしていたのでそこを引き払い、その分の家賃を削りました。都内に居る方が仕事はあるでしょうが、既に年齢なので雇用保険で食いながら一年程は仕事を探したのですがありませんでした。しょうがないから私も地方住まいになったのです。継続して仕事を探しましたが、探すだけ時間の無駄という感じで、その内どうにかなるだろうと思ってはいても実はかなり焦っていて、なかなき眠れない夜も多かったのです。
とはいえ、両親には年金があるし兄はどうにか清掃関係の会社に雇われて継続して通ってもらうことになりました。私にもそれなりに蓄えがあって、いきなり行き詰ることはなかったのですが、色々と心配はありました。
会社をクビになっていることが、もしローン会社に知れたら。払い続けている限りそれはないと思っていましたが、だからこそ、絶対に支払いを遅延することはできない。払えている間にどんなことでも仕事にありつかなければと、気持ちは随分焦っていました。
0 件のコメント:
コメントを投稿