私の夏は明日も続く--映画(八月の濡れた砂)の主題歌はそう唄っています。石川セリでしたっけ。 でも、私の感覚はちょっと違います。毎年お盆が過ぎてしまったら、あっと言う間に八月は過ぎて、夏も去って行きます。気温が高いと言うことと必ずしも夏はイコールではないのです
ああ、今年も遂に思い出のようなものが作れなかった。そういう焦りみたいなものに、毎年寂しさを募らせます。なんと言っても印象深い思い出はやっぱり夏に多かったのです。
昨年の今頃からを思うと、本当に思いがけないことの連続で戸惑うばかりです。自身のこともありますが、周辺のことだってそうです。その上私のような年齢になると、来年も夏が同じようにあるとは限らない--そんな風に思えてくるのです。
ですので、別に海とか山でなくても、ふらっとしばらくどこかへ行って、ちょっとした思い出を作りたいと思っていたのです。
するとどうでしょう、思いがけなくヘビーな仕事が舞い込んできました。九月の頭には欲しいとの依頼で、時間を見積ればかなり厳しい。割り振ってくれている友人も先のようなことですので大変な日常だと思います。マメに病院に出向いているそうですが、実際は容態を訊くだけで本人には会えないそうです。例のあれのせいで。扱いが変わっているのに実態はそのようです。辛いだろうなと思います。
そのようなことで、結局今年の夏も仕事で終わりそうです。上京してから思い出深い夏があったかなと振り返ると、記憶に残っているのはやっぱり学生時代になってしまいます。社会人になってからはこれと言った記憶はありません。友人と旅行などもしましたが、多くは仕事や家の心配ばかりで終わりました。
平凡な人生と言うべきでしょうね。
0 件のコメント:
コメントを投稿