2025年7月22日火曜日

選挙後に久しぶりの投資の話

先日、投資を他人に持ちかけてはいけない--とする記事を書きました。それと関係するのですが、こちらがいくら心配しても相手が全くのルーズで、関係を続ける限りズルズルと心配が続きます。なので仕事の縁も切る考えになっています。そちらのルートから仕事がきていたし、長い付き合いなのでお互いの老後を心配しました。結果的にはかなり増えているのですが、それもずっとこちらが運用してきたのです。なにしろログインの方法さえまともに覚えようとしないので、遂に匙を投げました。

すると以後は、私は完全に少ない額の年金だけで生きることになります。足りない分を市場で運用している分から捻出するのです。

これがうまく行くかどうかは過去の経緯をみてある程度の目算は立ちます。仕事とは切れるのですが、以後は住宅ローンがないのでその分のダメージは差っ引かれます。では運用している成果はどうかということですが、一昨年の夏以後から何度もパニックに見舞われ、直近ではトランプショックで市場は冷え込みました。私の資産もかなり減りました。この時点でNISAに騙されたとか言って資産運用から退場した人も多かったのではないでしょうか。私もそういう人を知っています。

しかしそれをやっていては、実際はかなりの人がそれをやってしまうのですが、つまりは資産運用にはなりません。人間には色んな人があって、こんなときに、そらね、やっぱり騙されただろう、なんて言って自分で納得する人があるのも事実です。これを例える適当な言葉、学名用語みたいなものもあったのですが、それはちょっと忘れました。自分ではろくに勉強もしないで増えたら得意になって、減ったら途端に怒りが爆発してしまう人です。このような人は最初から運用は無理です。

私が投資を勧めた相手はそういうタイプではないのでまだマシなのですが、なにしろ本人がルーズなので何度説明してもすぐに元も黙阿弥になってしまいます。なので、以後は完全に自己責任で続けるかやめるかを判断してくれと伝えたっきりになっています。その人の資産は何しろ倍になっているので面倒なことにならない内にやめてくれればと願っています。

言うだけ言って置きますが、倍って大変なことですよ。当時は日経平均が1万円代でしたが今は40000円辺りなので。本来ならもっと増えていても良いのですが、リスクを抑えるために動きの大人しいものにも投入しているのでそうなっています。

長い前置きみたいなものでしたが、少なくとも一昨年前の夏以後の何度かあった酷いパニックでちょっと継ぎ足すくらいの気持ちで臨んでいれば、今頃は現実にかなり増えています。私の資産も過去の最大値にはまだちょっとあるのですが、その時から二年経っていることを思えば、悪くはない成績です。以後は運用分がなるべく減らないか、もしかしたら逆に増えているようなら万々歳です。年金は僅かですが元々安上がりな生き物なので毎年最低限の必要分を取り崩して(当然居酒屋代を含みます)現在の資産のまま増えないでいたとしても私の残り人生の何倍かを賄えます。

しかし油断はできないのです。人生何があるか知れないという論は別にして、ここからは明らかに日本もようやくインフレです。運用しない試算は必ず目減りします。今年の100万円は来年の98万円です。ちょっと前に187円で買えたお菓子が今は250円です。私が上京した当時(何年前かは言いませんが)は普通預金でさえ年3パーセントの金利がついていてそれでインフレヘッジがある程度できたのですが、現状では無理です。なので何かで運用しなければお金は必ず目減りします。価値がドンドン減って行きます。投資が嫌な人は、せめて定期預金金利でヘッジできれば良いですが。

私の場合はとにかく市場での運用を続けます。その多くは国内と海外株ファンドで大方はインデックスです。レバレッジの効いたインデックスもあります。適当に増えたと思ったときは必ず一部を手元に戻して次のパニックを待ちます。増えればそれでよし、パニックが来たらその分を投入できます。勝手に気楽に増えてくれると思う人は、何があっても慌てずに放置する。そのくらいの方が良いと思います。

運用もせず年金も少ないが生活費を降ろしても預金が減らない方は幸せです。どこかがうまくなっているのでしょう。

参議院選挙で与党が敗れました。こんな時は国内株は下げるものです。だから少しのパニックはあるかも知れませんが、投資をしているとその程度のことは日常ごとです。こんな時の戦略を考えるのも楽しみのひとつです。

明日は明るく!

パニックの時はとてもそんな気分ではないですがね。

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