当家の裏は長い間空き家になっていて、家主が保有したまま放置していたみたいだけど、そこへいきなり一家らしきが住み着いた。ある日突然の感じ。子供の声が割と賑やか。どうやら複数。だけどこの人たち一切周りと関係を持たない。当家は裏だから別にどうってことないけど両隣にも挨拶しないそうだ。だから、どんな人たちかわからないと隣の奥さんが言っていた。
これってちょっと気味悪いでしょうね。挨拶くらいは普通にすると思うけどね。町内が嫌だから賃貸に住むという判断はあるけど、マンション入ったって挨拶くらいはすると思うよ。でないと気まずいでしょ。でもない?
ああ、そういう人が増えてるのかね。つまり社会性を持たない。私は現在組長ではないのでどうなっているかしらないけど、町内にも入らない、付き合いもしない。そういうことなのかな。それは構わないし、私も歳を重ねていったら町内事もしんどいのでその内抜けさせてもらおうと思っていますよ。この辺はそんなにうるさくなくて、町内に入らないでもゴミ置き場は使える。
でもね、ゴミ置き場は常にその付近の人たちが掃除をすればよいのだという考え方は少しばかり下品だと思う。身勝手。それではあまりに、というので町内とは無関係に当番制で掃除をするようにしている。それだって都合の悪い時は理由を言って隣に回せばよい。その程度のことはなんでもない。私も柄にもなくやっている。しかしどうやらそれも拒否している気配。
つまり嫌なことは他人に丸投げ。こういう生き方をするんだ。それで疑問を持たない。
子供はどうやら三人いる。一人はもう学校へ通っている年ごろだけど、休みでもない日にその辺で遊んでいたりする。たまたまそれだけを目撃した。幼いのはまだどうやら生まれたばかりみたい。なのに、亭主か主婦かどっちかしらないけど物凄いヘビースモーカー。今頃珍しい煙スパスパ。これを換気扇回して吐き出してくるので当家は下手に窓も開けられない。そんな時は大きな声で咳をしてやる。一日煙が漂ってくるということはどういうことなんだろう。自宅で仕事をしているのかな。なんであっても幼子がいるのにヘビースモーカーって。
まあそういう人たちなんだ。厄介なことにならねば良いがと願う。
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